坊主がモテないのではなく、本人の魅力が足りないだけである

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坊主がモテない

そう危惧して坊主に踏み出せない人たちは大勢いるだろう。

私は大学生の時に初めて坊主にしたが、最後まで気がかりだったのはモテについてだった。

当時は窓を鏡代わりにしょっちゅう前髪をいじっていた時期だった。いつも前髪をベストポジションにセットし、とにかくカッコよくなりたくてモテたくて必死だった。

そんな私が坊主頭にしてどうなったか。

何も変わらなかった。

当時の恋人は急に坊主にしてきた私と付き合いを続けてくれていた。坊主にしてからも想いを寄せてくれた人は3人ほどいたらしい(学生らしく恋の話は耳に届く)。

坊主にしてからモテるようになった実感はないが、モテなくなったという実感もまるでない。

大学生の恋愛なんて社会的地位や収入よりもルックスの比重が大きそうなものなのに、だ。

私はけっして顔が整っているわけではない。

学生時代、ノンスタ井上と言われるところから始まり、垢抜けてセカオワのボーカルだとか星野源に似てるなどと言われたぐらいだ。

悪くもないが、良くもない。そんなところだろう。

「坊主はモテない」は安直すぎる意見

冒頭のエピソードは大学時代の話だが、これが社会人ならどうだろう?

「異性から魅力的に思われる」という点において、髪型が与える影響なんてごくわずかなのではないだろうか。

坊主がモテないのではなく、本人に魅力がないからモテないだけなのではないだろうか。

極端な例だが菅田将暉は坊主でもロン毛でもモテるに違いない。

身近な例だと、学生時代、クラスの中心にいた坊主の野球部はモテただろう?

坊主だからモテない、という意見は安直すぎる。

髪型よりも先に直すところがないか?

それでも髪型はモテにおいて大事だ、と主張する人もいるだろう。

もちろん髪型による顔の補正効果はあると思う。私自身、髪の毛を伸ばしたほうが男前度は上がっている気がする。

だが私は坊主だからモテない、とは考えない。

これまで出会った人のなかで最もモテないであろう人を思い浮かべてほしい。

ここではAくんとしよう。仮にAくんが世界一の美容師にとびきり似合う髪型にしてもらったとして、モテるようになるだろうか?

おそらく答えはNOだろう。

きっと不潔だったり意地悪だったり自分の話ばかりしていて、「髪型より他に直すところがあるだろ」というツッコミが入ったのではないか?

むしろ髪が原因でモテなくなることだってある。

それは伸ばしっぱなしで清潔感がなかったり異臭を放っていたり、さまざまだ。

髪を伸ばして清潔感を失うぐらいなら潔く坊主にしたほうがはるかに好印象だろう。

大人にもなって髪型でモテようとするのも虚しくないだろうか。

結婚をする気がないならモテる髪型より楽に過ごせる髪型で良くないか?

30代ともなると結婚について考える。

そのうえで私は今後、結婚する気も恋人を作る気もない。

私と同じような考えの独身男性はたくさんいるだろう。

そんな男性はモテのことなど置いておいて、合理的・機能的な髪型で過ごせばよくないか?

もちろん結婚する気がないといっても、タイプの女性を目の前にするとドキドキするし、かっこよく見られたいと思う気持ちはある。

だがここで一度、「異性から魅力的に見られたい」という価値観を疑ってみてはどうだろう?

生まれてから当たり前のように「モテたい」と本能で感じていたが、大人となった今もモテようとしなければいけないのか、一度立ち止まって考えてみてはどうだろう?

髪型を軽視しているわけではない。

ヘアスタイルを整えることで気持ちよく1日を過ごすことができる人もいる。そういう人はそうすればいいのだ。

ただ、そうじゃない人もいる。

坊主にしたほうがよりよく生きることができる私のような人間もいるということだ。

それに内面を省みず外見だけ必死に整えてモテようとするより、坊主でもモテるような人間を目指すほうがかっこいい生き方だと私は思うのだ。

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